精神疾患動態研究チーム

チームの使命 Mission of our team 私たちの目指すもの

本チームは、精神疾患の中でも主として、重症で頻度が高い二大精神疾患の一つである、双極性障害(躁うつ病)の原因解明および診断法・治療法の開発を目指しています。双極性障害は、躁・うつの病相を繰り返すことにより、社会生活の障害を来す、重大な疾患であり、リチウムなどの気分安定薬により、多くの場合、予防することができます。しかし、少なからぬ患者さんが、強い副作用のため服薬を中断したり、効果が不十分だったりして、再発を繰り返してしまいます。躁・うつの症状には、ドーパミンなどのモノアミンが関係していると考えられていますが、これらの神経伝達物質がどうして変化するのかを明らかにする必要があります。患者さんの血液細胞での研究結果や、ゲノム研究、脳画像研究などから、カルシウムシグナリングの変化に伴う神経細胞の脆弱性が、その病態の基盤となっていると考えられます。これまでの私たちの研究から、ミトコンドリア遺伝子変異の蓄積によるカルシウム制御の変化が、その原因の一つである可能性が示唆されています。本チームは、双極性障害におけるミトコンドリア機能障害などの分子基盤について、さまざまな角度から研究し、診断法(バイオマーカー)の開発、新しい治療法の開発を目指しています。 これらの研究を通して、双極性障害の原因を解明し、新たな診断法、治療法の開発を目指していきます。

NEW TOPICS

2016.08.01
研究内容にゲノム研究を追加しました。引き続き、ゲノム研究にご参加いただける方を募集しております。 New
2016.04.26
研究員を募集のお知らせ New
現在、研究員を若干名募集しております。
2016.03.28
ゲノム研究参加者募集のお知らせ 双極性障害の原因解明、診断法・治療法開発のため、患者さんご本人とご両親の3人でゲノム研究にご参加いただける方を募集しております。
1) 当チームゲノム研究担当者
  (bipolar@brain.riken.jp)
  にメールしていただく
2) 資料と唾液採取キットをお送りする
3) お電話でご説明させていただく
4) 唾液をお送りいただく
という手順となります。
どうぞよろしくご協力下さいますよう、お願い申し上げます。
2016.02.05
「うつ状態を繰り返すマウス」のビデオインタビューが公開されました。
2016.02.05
RIKEN NEWSに「うつ状態を繰り返すモデルマウスで双極性障害の原因が見えてきた」が掲載されました。
2015.10.20
自発的なうつ状態を繰り返す初めてのモデルマウス―うつ病の新たな候補脳部位を同定―」の論文がMolecular Psychiatry誌に掲載されました。
2015.10.13
当チームの加藤シニアチームリーダーのインタビュー記事がRIKEN Research に掲載されました。
2015.08.18
総説「Animal models of recurrent or bipolar depression」がNeuroscience誌に掲載されました。
2014.09.18
当チームの加藤シニアチームリーダーが、ブレインサイエンス振興財団より 塚原仲晃記念賞を受賞しました。
2014.08.07
ゲノム研究参加者募集再開のお知らせ

2012年8月より開始しましたゲノム研究は、2014年3月よりいったん募集を休止しておりましたが、2014年8月8日より、再開することにいたしました。どうぞよろしくお願い申し上げます。(チームリーダー・加藤忠史)
2014.07.24
研究員(定年制)募集を開始しました!
2014.03.06
Neuron誌での研究内容が Nature誌のHighlight欄で紹介されました。
2014.03.05
ゲノム研究参加者募集休止のお知らせ

2012年8月より、ゲノム研究へのご協力をお願いして参りましたが、募集方法などの見直しのため、2014年3月5日をもって、いったん募集を休止することにいたしました。募集再開の折には、改めてお知らせ致します。これまでご参加下さった皆様には、本当にありがとうございました。
ご協力いただいた試料を用いて、現在、鋭意解析を進めております。その成果が発表できた際には、またお知らせ致します。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。(チームリーダー・加藤忠史)
2014.02.12
[更新]Neuron誌での研究内容が Science (on line版)Scientific AmericanNature Medicineで紹介されました。
2014.02.04
窪田(坂下)専門職研究員の原著論文「A role of ADAR2 and RNA editing of glutamate receptors in mood disorders and schizophrenia」がMolecular Brainに掲載されました。
2014.01.07
原著論文「Increased L1 retrotransposition in the neuronal genome in schizophrenia」がNeuron誌に受理されました。東京大学大学院医学系研究科分子精神医学講座、慶應義塾大学、奈良県立医科大学、新潟大学脳研究所との共同研究です。プレスリリース記事はこちらをご参照下さい。
2012.08.14
ゲノム研究参加のお願い

これまで、病気の原因を探るためにゲノム(DNA)を調べるのは、遺伝について調べるためだけだと思われがちでしたが、最近、両親のゲノムには存在しないような変異が新たに生じて、病気を引き起こす場合もあることがわかってくるなど、研究が新たな方向にも進展しています。この数年でゲノム解析技術が急速に進歩し、コストも下がったため、こうした研究が初めて可能になったのです。
さらに、最近、唾液からDNAを採取する方法が確立したため、痛い採血をする必要もなく、研究にご協力いただけるようになりました。唾液ですと、簡単に郵送することができますので、遠方の方にもご参加いただきやすくなりました。
このように、多数の双極性障害患者さんとそのご両親の3人のゲノムを調べれば、この病気に関係するゲノム要因を見つけることができる可能性がでてきました。
そこで、この度、患者さんご本人とご両親の3人で、ゲノム研究にご参加いただける方の募集を始めました。
ご参加を検討していただける方は、
理化学研究所脳科学総合研究センター精神疾患動態研究チームのゲノム研究担当者(bipolar@brain.riken.jp、担当:小島・加藤)まで、お知らせください。折り返しこちらからご連絡させていただきます。
その後、メールで、研究へのご参加の方法をご相談させていただきます。
この病気の原因解明のため、ぜひともご協力いただきたく、どうぞよろしくお願い申し上げます。
2012.05.31
ホームページをリニューアルしました。
研究参加のお願い 研究内容

これまで、病気の原因を探るためにゲノム(DNA)を調べるのは、遺伝について調べるためだけだと思われがちでしたが、最近、両親のゲノムには存在しないような変異が新たに生じて、病気を引き起こす場合もあることがわかってくるなど、大きく進歩しています。この数年でゲノム解析技術が急速に進歩したため、こうした新しい研究が可能になってきたのです。さらに最近、唾液からDNAを採取する方法が確立したため、痛い採血をする必要もなく、研究にご協力いただけるようになりました。唾液ですと、簡単に郵送することができますので、遠方の方にもご参加いただくことができます。今なら多数の双極性障害患者さんとそのご両親の3人のゲノムを調べることで、この病気に関係するゲノム要因を見つけることができるかも知れません。
そこで、患者さんご本人とご両親の3人で、ゲノム研究にご参加いただける方を募集しております。(ご兄弟に同じ病気の方がいらっしゃいましたら、ぜひご一緒にご参加をお願いします。)
 ご協力いただけるようでしたら、理化学研究所脳科学総合研究センター精神疾患動態研究チームのゲノム研究担当者(bipolar@brain.riken.jp)にメールをいただければ、必要な書類一式をお送りします。その後、お電話で、研究のご説明と確認事項のご質問などをさせていただきます。この病気の原因解明のため、ぜひともご協力いただきたく、どうぞよろしくお願い申し上げます。
ご参加手順
1) 当チームゲノム研究担当者(bipolar@brain.riken.jp)にメールしていただく
2) 資料と唾液採取キットをお送りする
3) お電話でご説明させていただく
4) 唾液をお送りいただく

どうぞよろしくご協力下さいますよう、お願い申し上げます。

理化学研究所脳科学総合研究センター精神疾患動態研究チーム
ゲノム研究担当
bipolar@brain.riken.jp